転送利用と表記利用、03番号と050番号のご選択の違いについて詳しく解説

お貸出しする電話番号のご利用方法と
違いについて

・電話転送利用と表記利用の違いについて

電話転送利用と表記利用の違い

 電話代行サービスのご利用方法には、電話転送利用と貸出番号表記利用の2通りがございます。

 どちらの利用方法を選べばよいかの判断は、お客様の会社で電話番号をお持ちになっているか、またはお持ちでないか、になります。


(1)電話転送によるご利用:

 前者の「電話番号をお持ち」の場合であれば、お客様の会社の電話番号に掛かってきたお電話を代行会社で受けてほしいという要望になると思います。お客様の電話番号に掛かってきたお電話を当社オペレーターが取るためには電話転送をしていただく必要があります。当社より転送先電話番号をお渡ししますので、御社のほうでこの番号へ電話転送設定をしてください。


 電話転送設定をされたことのある方ならお分かりになると思いますが、転送設定はお使いの電話会社またはビジネスフォンに用意されている付随機能で、簡単に設定ができます。NTTの「ボイスワープ」を例にしますと、まず「142」に電話を掛けるとボイスワープの音声アナウンスが始まります。プッシュボタンの番号操作によって、転送先番号の登録や、転送のON、OFFなどを簡単に設定できます。なお電話会社の転送サービス(NTTならボイスワープ)は有料サービスとなり、事前に利用申し込みが必要となります。


 当社から転送先番号のお知らせメールが届きましたら、お客様のほうで電話転送設定をしてください。なお、電話転送設定ができる=電話を乗っ取ること(ハッキング)ができる、ということにもなりますので、当社のほうで代わりに電話転送設定操作を行うことはお引受けしておりません。


 会社を留守にするときに当社へ電話転送(転送ON)を掛け、戻られてご自身で電話を受けたいときに転送をOFFにして自社の電話機を鳴らす設定に戻すなど、ご自由に電話操作を行なえます。


 なお、当社に電話転送中の通話料は、転送元の御社ご負担となります。


(2)お貸出し番号を表記利用:

 「電話番号をお持ちでない」、または「特定の事業・サービス用に新たに番号が欲しい」という場合は、当社がお貸出しする電話番号をそのまま御社の連絡先電話番号としてお使いください。

 ホームページや案内印刷物に連絡先として表記する使い方をしていただいて結構です。受電専用番号ですのでこの番号から電話を発信することはできませんが、この番号に掛かってきた電話は当社オペレーターが御社名やサービス名を名乗って応答いたします。


 電話転送利用と違い、お客様側で事前に行なう設定や操作はございませんが、当社の電話主装置に収納している番号ですので、御社が直にお電話を受けることはできません。また、ご解約などで当社電話代行サービスの利用を終了した後はこの番号宛の電話は御社名で応答できなくなりますので、この点もあらかじめご承知おきください。


 電話転送利用の場合と違い、お客様負担の通話料は一切発生しません。


・03番号貸与と050番号貸与の違いについて

03番号貸与と050番号貸与の違い

 当社よりお貸出しする電話番号は2種類となり、03番号または050番号のいずれかになります。

 「転送利用」や「表記利用」のどちらのご利用の場合でも03番号または050番号を貸与いたします。電話転送利用の場合は当社への電話転送先番号としてお渡ししますし、表記利用の場合は御社の連絡先番号としてHPや案内印刷物に記載(表記)する番号としてお渡しいたします。

 下記にそれぞれの利用方法別にどちらの番号を選ぶべきかの選択基準をお知らせいたします。なお、必ずこの基準通りでないとお貸出ししないということではございません。最終的にはお客様のご判断でどちらの番号にされるかお決めください。


(1)電話転送利用時に選択する基準:

 お客様がお持ちの電話番号に着信されたお電話を当社に転送される場合、お客様がお持ちの電話番号がNTTコミュニケーションの050番号のときに限り、050番号を転送先番号として申込みください。これ以外は03番号を転送先番号として申込みされることをお勧めいたします。


 この理由は、当社が所有している050番号はNTTコミュニケーションから調達しており、NTTコミュニケーションの050番号同士の電話転送の場合、転送時の通話料は0円になるからです。電話転送中の通話料負担は転送元番号の所有者、すなわちお客様となるため、この関係が成り立つ場合は当社がお貸出しする転送先番号は050を選択されるのがお得です。


 また2024年1月より、NTT東日本・西日本とも、地域や通話先との距離に関係なく全ての時間帯で一律料金になりました。それ以前までは相手先との距離や通話時間・利用時間帯によって金額が違いましたので遠距離の通話料は断然安くなりました。新規定によると、固定電話から固定電話への通話料金は全国一律3分9.35円、固定電話から050番号へは3分11.55円になったようです。


 これにより、東京03番号以外から当社03番号への電話転送もお住いの地域(距離)を気にする必要はなくなりました。当社は東京の千代田区の事務所に電話主装置がありますが、全国どこからでも当社への通話料は変わらなくなりましたので、例えば大阪の会社様は大阪の代行会社を利用するほうがお得、という理屈は成り立たなくなりました。


 また東京03番号はNTT東日本から調達しています(ひかり電話)。03番号と050番号の当社着信電話の音質を比べますと、若干ですが050のほうが機械的で、03は柔らかい音質なので、03番号を転送先番号にされることをお勧めしています。


(2)表記利用時に選択する基準:

 当社がお貸出しする電話番号をホームページや案内印刷物などに表記をしてご利用を希望されている場合は、御社の電話番号として表記する以上、会社や特定のサービスの所在地が東京23区か、そうでないかで03番号や050番号をご選択いただくのが最適です。


 例えば会社が大阪にあるのに連絡先の電話番号が03になっていると、不審感を持たれる方もおりますので、地域を特定しない050番号を選択するほうがよろしいと思います。もちろん東京23区内の会社が、050番号のお貸出しを希望されても結構です。


 今はIP電話の普及が広がっており、官公庁や大手企業でも特定のサービスや拠点において050番号を使用しているところが増えてきています。今後はIP通信網をさらに拡大させる動きになっていますので、050番号の利用も増えていくのではないかと思われます。


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